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協同組合の提携強化 「ネットいばらき」発足

協同組合57団体が参加した協同組合ネットいばらきの設立総会=水戸市三の丸の水戸京成ホテル
協同組合57団体が参加した協同組合ネットいばらきの設立総会=水戸市三の丸の水戸京成ホテル


2012年の国際協同組合年に合わせて、実行委員会を組織して記念事業を展開した県内の各協同組合は10日、「協同組合ネットいばらき」(代表・佐藤洋一県生活協同組合連合会長)を発足させた。同ネットには生協や農協、漁協などの57団体が参加。昨年実施した茨城大学での「協同組合論講座」、被災地の子どもたちを招いた「福島子ども保養プロジェクト」を今年も実施するほか、11月には生産者と消費者が一体となる「協同組合収穫祭」を開催する方向だ。

水戸市内のホテルで開かれた設立総会で、発起人の加倉井豊邦農業協同組合県中央会長は「互いに助け合うという協同組合の理念を、大切にする活動を今年も続けていきたい」とネット発足に至った思いを述べた。代表には佐藤生協連合会長、副代表に加倉井農協中央会長と沿海地区漁協連合会の小野勲会長、県森林組合連合会の平塚修会長の3人を選出した。

代表に選ばれた佐藤会長は「協同組合ネットの発足により、各団体の取り組みを支援し合いたい。協同組合の意義を子どもたちに教え、『協同組合っていいね』と言ってもらえる事業をしていきたい」と、提携強化の方向などを示した。

同ネットは、協同組合の価値や役割を社会に認知してもらうために、協同組合間の連携強化、学校などでの協同組合教育の充実などに取り組んでいく。

具体的には、茨城大学人文学部でのボランティア講座「協同組合論」を今年10月から15回にわたって開催。福島県の子どもを本県に招待する保養プロジェクトを9月に行う。



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