2013年6月29日(土)

食物アレルギー、教職員ら対処法学ぶ 県立中央病院、学校現場向けに訓練

アナフィラキシーの補助医療剤「エピペン」の使い方を学ぶ参加者=笠間市鯉淵
アナフィラキシーの補助医療剤「エピペン」の使い方を学ぶ参加者=笠間市鯉淵

乳製品などの食物アレルギーが全身に激しい症状を引き起こす「アナフィラキシー」について理解を深めようと、笠間市鯉淵の県立中央病院で28日、学校現場向けの対応訓練が行われた。市内の幼稚園から高校までの教職員約30人が参加し、基礎知識や子どもが発症した際の対処法を学んだ。

訓練は笠間市消防本部が主催。同症状は、昨年12月に東京都調布市の女児が給食の誤食で死亡したことを受け、正しい理解や緊急時の対策を狙いに開かれた。

同病院救急センター医長の関義元さんが講師を務め、アナフィラキシーの反応に特徴的な血圧低下、呼吸困難、意識喪失などの症状を説明。救急隊到着までに処方するペン型注射の補助治療剤「エピペン」の効果と使い方を指導し、参加者は実物を手に訓練に取り組んだ。

参加者に対し、関さんは「現場での判断は難しいと思うが、アナフィラキシーの症状の子にふらつき、息切れを認識したら迅速にエピペンを打ち、医学的に正しい処置をしてほしい」と強調した。

エピペンは、アナフィラキシーの症状を緩和するアドレナリン自己注射薬で、医師がそれぞれの患者に処方する。使用は医療行為となるが、文部科学省の通達で2009年から、緊急時における教職員の処置が認められている。



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