学園都市50年で式典 理念回顧、発展誓う
筑波研究学園都市の50周年を祝う記念式典が12日、つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれた。行政や研究機関、大学などから約900人が出席し、学園都市建設の理念を振り返り、世界の技術革新をリードする国際都市としての発展を誓い合った。
実行委員長の市原健一つくば市長は、国際戦略総合特区や環境モデル都市に選定された同市について「産学官民が垣根を越えて連携体制を構築しようと動いている」と力説し、「科学技術都市としてのポテンシャルを生かし、『オールつくば』で社会的な課題解決に向け取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
橋本昌知事は「2005年のつくばエクスプレス開通以降、沿線で人口が3万5千人増加した」と紹介。学園都市が将来的に目指す計画人口35万人達成へ期待感を示した。
学園都市建設に携わった元国土庁事務次官の三井康寿氏、つくば市在住でノーベル物理学賞受賞者の小林誠氏が基調講演。同市とフランス・グルノーブル市の姉妹都市協定、筑波大とグルノーブル大の交流協定調印式も行われた。小林氏は「サイエンスの視点から次の50年先のグランドデザインをどう描くが、学園都市に求められている」と述べた。
筑波研究学園都市は1963年9月に建設が閣議了解され、現在は国などの32の研究・教育機関があり、外国人を含む2万人の研究者が働いている。
実行委員長の市原健一つくば市長は、国際戦略総合特区や環境モデル都市に選定された同市について「産学官民が垣根を越えて連携体制を構築しようと動いている」と力説し、「科学技術都市としてのポテンシャルを生かし、『オールつくば』で社会的な課題解決に向け取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
橋本昌知事は「2005年のつくばエクスプレス開通以降、沿線で人口が3万5千人増加した」と紹介。学園都市が将来的に目指す計画人口35万人達成へ期待感を示した。
学園都市建設に携わった元国土庁事務次官の三井康寿氏、つくば市在住でノーベル物理学賞受賞者の小林誠氏が基調講演。同市とフランス・グルノーブル市の姉妹都市協定、筑波大とグルノーブル大の交流協定調印式も行われた。小林氏は「サイエンスの視点から次の50年先のグランドデザインをどう描くが、学園都市に求められている」と述べた。
筑波研究学園都市は1963年9月に建設が閣議了解され、現在は国などの32の研究・教育機関があり、外国人を含む2万人の研究者が働いている。