防災、観光情報発信へ 大子、「FMだいご」開局
大子町の行政や防災、観光などの情報を発信するコミュニティー放送局「FMだいご」が24日開局した。正午から開局記念として益子英明町長インタビューを放送し、門出を祝った。
放送開始前には、同町大子の町役場敷地内の局舎前でテープカットが行われた。また、同町とFMだいごを運営する町開発公社が行政放送や災害時の緊急放送に関する協定に調印した。今後、町とFMだいごは、災害時の避難情報伝達やラジオによる地域・観光振興などについて協力していく。
益子町長は開局記念番組で、「耳に残る言葉の力は強い。私や職員がラジオで直接語り掛けることで情報を確実に伝えていきたい」と話し、FM放送による町民への情報伝達に期待感を示した。
FMだいごの周波数は77・5メガヘルツ、出力10ワット。24日の開局は親局のみで、受信可能世帯は町全世帯の6割弱。年明け以降、サテライト局を順次開局させ、年度内にほぼ町内全域での受信を目指す。
25日からの放送は当面、毎日午前11時〜午後1時の2時間。平日は「ホットだいごランチボックス」、土日曜は「同増刊号」と題して町の話題や観光・交通情報などを伝える。放送時間も順次拡大していく。