「いきいき茨城ゆめ国体」 19年大会の愛称決まる

2019年に本県で開催される第74回国民体育大会の愛称が「いきいき茨城ゆめ国体」、スローガンが「翔(と)べ 羽ばたけ そして未来へ」に決まった。18日、水戸市内で開いた国体県準備委員会の第4回常任委員会で発表された。公募選定した愛称、スローガンは大会の盛り上げへ向け、広報活動などに使用される。県と県体育協会、県教委は今後、6月末までに日本体育協会と文部科学省に開催申請書を提出し、早ければ7月にも開催内定が出る予定。
愛称は1万3008件の応募があり、つくばみらい市の野口容子さん(29)の作品に決定。県国体推進課によると「国体に参加する全ての人々に、生き生きと活躍できる夢のあるスポーツの祭典の素晴らしさを感じてほしい」との思いが込められている。
一方、スローガンは1万2101件の応募の中から、守谷市の前瀧はるねさん(8)・大晴君(7)姉弟の「翔べ 羽ばたけ 緑の大地に」と、同市の田村一樹さん(14)の「茨城から世界へ そして未来へ」の最優秀2作品を組み合わせた。同課によると「国体に参加することによって飛躍し、未来へ大きく羽ばたける大会であるように」との願いが込められているという。
1974年の茨城国体のテーマは「水と緑のまごころ国体」だった。
県などは今後、来年度の開催申請書提出へ向け、まだ決まっていない陸上、水泳、体操、馬術、サッカー(女子)、バレーボール(成年男子・女子、少年男子)、クレー射撃の開催地選定を急ぐ方針。さらに、来年度中に宿泊施設実態調査や輸送交通基礎調査などを実施し、開催準備を進める。
このほか、常任委員会では正式・公開競技とは別に実施される、開催県の特色を生かしたデモンストレーションスポーツ7競技の開催地が決まったことが報告された。
ダンススポーツとエアロビックは取手市、少年少女サッカーは小美玉市、ウオーキングは利根町、合気道は笠間市、パークゴルフは結城市、ビーチボールバレーは八千代町でそれぞれ開催される。