次の記事:ラーメン店経営のメイホウ商事 破産手続き開始決定 負債1億1600万円

常磐線の東京駅乗り入れ、乗客増へ機運醸成 土浦で集会

東京駅乗り入れ本数確保へ常磐線利用促進のシュプレヒコールする出席者=土浦市内のホテル
東京駅乗り入れ本数確保へ常磐線利用促進のシュプレヒコールする出席者=土浦市内のホテル


JR常磐線などが東京駅に乗り入れる東北縦貫線(上野東京ライン)の開通が本年度末に迫り、県内関係者による「常磐線東京駅乗り入れ・横浜駅乗り入れ促進協議会決起集会」が28日、土浦市内のホテルで開かれた。集会には県南の沿線6市町の首長、国会議員、商工会議所、青年会議所メンバーなど約200人が出席。本年中に決まるとみられるダイヤ決定に向けて、1本でも多い乗り入れが実現するよう、JR東日本への働き掛けや常磐線利用促進に取り組むことを決議した。

上野東京ラインは常磐、宇都宮、高崎の3路線が1路線を使用し上野と東京両駅を結ぶ。3路線全ての列車が東京駅に乗り入れることは物理的に不可能で、各路線の乗り入れ本数をめぐって競合している。

決起集会では、高崎、宇都宮両線は湘南新宿ラインによる東海道・横須賀線との相互乗り入れが実現している一方、常磐線はいまだ上野止まりで、東京駅乗り入れ本数は劣勢の状況と、危機感を表明。乗り入れ本数確保には常磐線の利用実績が重要視されることから、乗客増に向けた地域住民の機運醸成を呼び掛けた。

さらに、横浜駅乗り入れ実現に向けても積極的な活動を展開する方針を確認。JR東日本に強く働き掛けていく。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース