野草の天ぷらに笑顔 筑西・関城西小、児童が里山で採取

筑西市立関城西小学校(武井隆志校長)の5、6年生児童115人が8日、筑西市上野の里山「五郎助山(ごろすけやま)」で、「食料調査隊」と銘打ち、里山を探索して自然に親しむ学習を行った。総合的な学習の一環で、身近な里山の野草を調べて天ぷらにして食べることで、植物の種類や自然の恵みを知るのが狙い。
五郎助山を管理するNPO法人里山を守る会(中川行夫理事長)のメンバーが児童に食べられる野草を教え、植物観察をしながら採取。児童は里山で取ったギボウシやノビル、タンポポなどを種類別に分けてNPOのメンバーが食べられるかチェックした上で、保護者らのボランティアがその場で天ぷらにした。児童は「とてもおいしい」と言いながら笑顔で食べていた。
「実際に見て取って食べるという取り組みで、7年目になる。子どもたちの楽しい思い出になれば」と中川理事長。
五郎助山の荒れた山里は2000年から整備されている。NPOは、子どもたちの山遊びや、小学生による自然観察などの体験学習の場を提供している。