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笠間ブランド確立へ アグリ協議会、総会で事業計画承認

笠間アグリビジネスネットワーク協議会の総会で記念講演するフードアナリストの藤原浩さん=笠間市役所
笠間アグリビジネスネットワーク協議会の総会で記念講演するフードアナリストの藤原浩さん=笠間市役所


笠間市内約60の生産者や販売店などで組織する「笠間アグリビジネスネットワーク協議会」の本年度総会が20日、同市中央の市役所で開かれ、本年度の事業計画を承認するとともに、フードアナリスト・藤原浩さんの記念講演や開発加工品の試食会などが行われた。

農業の6次産業化を推進する同協議会は、昨年7月に発足。生産者、加工販売店、レストランなど市内の幅広い業者が参加し、商品開発や販路拡大に取り組んでいる。

本年度事業は、会員が「ものづくり」「食品産業との連携」「販売強化」の3部門に分かれて活動。新たな加工品や笠間ブランド野菜の生産、飲食店との連携、東京都内での笠間マルシェ開催などにそれぞれ取り組み、11月に「笠間秋の食彩ジョイントフェア」を開いて消費者向けPRを図る。

記念講演は、いばらき食のアドバイザーを務めるフードアナリストの藤原浩さんが講師を務め、分類した情報に新たな価値を付けて共有する「キュレーション」をキーワードに、「最も伝えたい情報を整理して発信し、産地全体でノウハウの共有と底辺拡大を進めるべき」と指摘した。藤原さんは今後、同協議会の活動に関わっていく予定で、「笠間ブランドを確立し、茨城の成功例にしたい」と話した。

会場内には会員が協力して開発した各種加工品などが展示され、参加者は講演後、商品を試食し意見交換した。(松本隆吾)



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