「石岡の地酒で乾杯」 推進協、普及活動へ

石岡市の地酒で乾杯を推進する市乾杯条例が3月に施行されたのに伴い、市内酒造4社や商工団体などで構成する「石岡の地酒で乾杯推進協議会」(冷水豊国会長)が29日、発足した。同推進協は県内3番目。地域が一丸となって地酒の普及と地域活性化に向けた活動を進める。
推進協は、石岡酒造、藤田酒造店、白菊酒造、府中誉の4酒造会社でつくる石岡清酒協議会、石岡商工会議所、石岡市八郷商工会、同市観光協会、JAひたち野、JAやさと、市の計7団体で組織。
設立総会は同市府中1丁目の石岡商工会議所で開かれた。ポスターやランチョンマットなどの配布や啓発活動、石岡のおまつりや産業祭での販売・PR活動など本年度の事業計画案を承認した。
また、石岡の地酒と地元食材を連携させた食のまちづくり、酒蔵ツーリズムなど周遊企画も計画している。
協議会では委員から「結婚式を地酒で乾杯によって盛り上げるように、関係団体とタイアップしてはどうか」といった活発な意見が出された。
協議会後、冷水会長は「市内に酒蔵が4社あり、笠間と並んで県内で最も多い。ただ石岡の地酒を知らない若者もおり、まず飲んでもらうことが大事。石岡のまちおこしのスタートにしたい」と期待した。
(高畠和弘)