6月1日の「牛乳の日」を前に、県牛乳普及協会の大槻和夫会長らが30日、県庁に橋本昌知事を表敬訪問し、牛乳の消費拡大を訴えた。茨城町産メロンを使った「メロンシェイク」を試飲した橋本知事は「とても良い味」と太鼓判を押した。

少子高齢化や人口減少に伴い、牛乳の消費量は年々減少傾向にある。2013年の本県の生乳生産量は約15万9千ﾄﾝと前年に比べ3%減。大槻会長は「検査で日数がかかると風味が落ちるため、輸出も難しい」と厳しい現状を説明した。

こうした現状に歯止めを掛けようと、表敬後はJR水戸駅で消費拡大キャンペーンを実施。同駅のミルクスタンドで31日から期間限定販売するメロンシェイクや、牛乳の栄養バランスの良さなどを訴えるチラシを配り、消費拡大を呼び掛けた。