福来みかん活用 つくば、「ご当地ラーメン」試食会
ラーメン激戦区のつくばでご当地ラーメンを作ろうと、筑波山特産の福来(ふくれ)みかんを使った麺の試食会が9日、つくば市内で開かれ、16の専門店主らが4種類のラーメンを味わい、商品開発の参考にした。
市内では約100に上るラーメン専門店が営業。つくば観光コンベンション協会と市商工会青年部が中心となり、ラーメンを通じて福来みかんをPRしようと、ご当地ラーメン開発プロジェクトに取り組んでいる。
試食会は同市筑穂の「活龍本店」で開催。同店が粉末状のみかんの皮を麺に練り込んだ「福来麺」を提供。鶏がらスープや冷やし中華など4種類が出され、参加店が味比べした。「みかんの香りがしておいしい」「冷やし中華が最も合う」など好意見の一方で、「なぜ福来麺でないと駄目なのかを考えなければいけない」と課題も挙がった。各店は福来麺を持ち帰り、商品開発を進める。
同プロジェクトリーダーの高野敏雄さん(36)は「賛同する店を増やし、つくばをラーメンの観光地にしたい」と話す。(斉藤明成)
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