常陽銀、中小の12優秀事業表彰 最優秀にメークス(守谷)
常陽銀行(本店水戸市、寺門一義頭取)は11日、中小企業などの革新的な事業計画を表彰、資金を提供する「常陽ビジネスアワード」の表彰式を水戸市三の丸の常陽芸文センターで開いた。県内外の企業や団体から応募があった事業プラン計92件の中から優れた12件が選ばれ、賞金や記念品が贈られた。
最優秀賞に輝いたのは一戸建て住宅向け基礎鉄筋製造のメークス(守谷市)。従来は15日程度かかる住宅の基礎工事が3日でできる新工法を開発したという。同社の森山雅明会長は「最優秀賞をもらい驚いている。これを糧に良い製品を作れるよう頑張りたい」と喜びを語った。
寺門頭取は「受賞プランには将来的に大きく成長し、地域を代表する事業になってほしい。銀行としては、経営や資金などあらゆる面でお手伝いしたい」と話した。このほか、優秀賞にはつくばテクノロジー、RTプランニング、雀宮産業、ECO-A、抗菌研究所、ユーキャンの6社、奨励賞に5社が選ばれた。(小原瑛平)