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笠間市、外国人研修員受け入れ ミャンマー、ラオスの2人

笠間市の山口伸樹市長(中央)から研修員の通知書を手渡されたテイン・リン・アウンさん(左)とシーサワット・ビンボさん=同市役所
笠間市の山口伸樹市長(中央)から研修員の通知書を手渡されたテイン・リン・アウンさん(左)とシーサワット・ビンボさん=同市役所


笠間市は県内の自治体で初めて外国人研修員を受け入れ、ミャンマーとラオスからの研修員2人の着任式が20日、同市中央の市役所で開かれた。2人は来年3月末までの約9カ月間、市商工観光課で観光を中心とする業務に携わりながら、市職員と交流する。山口伸樹市長は「将来的に互いの国の交流が深まるきっかけになれば」と期待を寄せる。

外国人研修員の受け入れは、総務省と自治体国際化協会が実施する事業に同市が応募して実現。同事業は国際交流支援が狙いで、韓国や東南アジア諸国の研修員を日本の地方自治体などに派遣している。

同市が受け入れた研修員は、ミャンマーのテイン・リン・アウンさん(27)とラオスのシーサワット・ビンボさん(27)。母国ではそれぞれ公務員として観光行政などを担当していた。2人は5月18日に来日、1カ月間の日本語研修を経て着任した。着任式で2人は「笠間でたくさんのことを学び、国に持ち帰りたい」と声をそろえた。

研修員は来年3月31日までの期間中、市商工観光課でイベント業務などに関わり、市が本年度立ち上げた「市外国人旅行者受入検討会」への協力参加も予定する。

市職員にとっても貴重な国際交流の機会となり、山口市長は「2人には笠間のさまざまな部分を知ってもらいたい。受け入れが市職員にとっても刺激になり、今後の交流につながるようにしたい」と話した。(松本隆吾)

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