自慢のミニ四駆、難コースを疾走 常陸大宮市長杯
ミニ四駆の街をアピールしようと、常陸大宮市役所ロビーで29日、常陸大宮市長杯と名付けたレースがあり、子供から大人まで約200人が、自慢の“愛車”を走らせた。
会場には、らせん状や急カーブ、高さ2メートルで80度の傾斜があるコースを特設。約160メートルのコースを3周して、順位を競った。難コースだけに、コースから飛び出す車が相次ぎ、完走すると見物客から拍手が送られた。
コースを見物していた三次真一郎市長は「同じ目標に向かって協力すれば、親子の絆も深まる」と話した。ジュニアの部で優勝した日立市立仲町小6年の伊藤歩君は「コースが長く、走りがいがあった。自分で作って走らせるのが楽しい」とミニ四駆の魅力を語った。
同市は「常陸大宮ミニ四駆大作戦」として2月に作った長さ1188・67メートルのコースが、ギネス世界記録に認められた。ミニ四駆の街を広めようと、今回のレースを主催したNPO法人「あきない組」の茅野和史理事長は「官と民で盛り上げるため、市役所を会場にした」と強調した。(蛭田稔)