行方にメガソーラー 変電設備、4者共同運営

行方市内宿の北浦複合団地内に、日立キャピタル・日立製作所連合体(東京)など計4事業者による大規模太陽光発電施設(メガソーラー)「北浦複合団地太陽光発電所」が完成し2日、同所で合同開所式が行われた。
同発電所は同連合体、日昇つくば(つくば市)、関彰商事(筑西市)、NTTファシリティーズ(東京)の4事業者が共同で一つの特別高圧受変電設備を運営する。こうした試みは東京電力管内では初めて。
開所式には5社の関係者のほか来賓の橋本昌知事、同市の鈴木周也市長ら約120人が出席し、テープカットなどで開所を祝った。事業者を代表して関彰商事の関正樹社長は「4事業者が協力し、安全で安心な電気エネルギーを供給していきたい」とあいさつ。橋本知事は「太陽光発電所の完成を機に、ほかの企業進出にもつながってくれれば」と期待を込めた。
同発電所は、約34ヘクタールの敷地に太陽光パネル計約11万2千枚を設置。年間想定発電量は一般家庭約8200世帯分に当たる約2950万キロワット時。先月20日から稼働し、20年間発電を行う。電力は全て東京電力に売電される。(黒羽根勝弘)