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心も磨くトイレ掃除 業者指導で児童挑戦

校舎のトイレを真剣な表情で磨く児童たち=結城市城南町の市立城南小
校舎のトイレを真剣な表情で磨く児童たち=結城市城南町の市立城南小





結城市城南町1丁目の市立城南小(塚越敏典校長)で10日、「清掃活動トレーニング事業」が行われた。6年生122人が業者の清掃員の指導を受け、校舎と体育館のトイレ掃除に挑戦。清掃の大切さを再確認するとともに、学校や物を大切にする心を磨いた。

同校は私語を挟まず掃除する「無言清掃」に取り組んでおり、全国ビルメンテナンス協会が主催する本年度の同事業で、県教委から県内9地区のうちの1校に選ばれた。

当日は、県ビルメンテナンス協会から派遣された清掃員9人が、清掃の基本を指導。最初は苦笑いを浮かべていた児童たちは、床のごみを掃いた後、集中した表情で便器や洗面台を磨いた。松本渉夢さん(11)は「汚いから嫌だったが、掃除の仕方を教えてもらいやりがいを感じた」と話した。

教務主任の湯本勝洋教諭(45)は「毎日の清掃活動を見直す良い機会。体験を下級生に伝え、学校全体で取り組みたい」。同協会の池田弘理事(53)は「覚えたことを父や母、兄弟に継承していくことが大事」と話した。(溝口正則)



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