友部高校で 声優体験ワークショップ
笠間市大田町の県立友部高(西野隆校長)で6日、声優の仕事について学ぶ体験ワークショップが開かれた。参加した中高生22人は、映像にせりふを吹き込む「アテレコ」体験や現役声優の職業紹介などを通し、仕事への理解を深めた。
ワークショップは、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」などに出演する声優の古山あゆみさんが講師を務め、日本工学院専門学校の協力で実際のマイクや録音機などを使用。声優について興味を持つ市内外の中学生14人と友部高演劇部8人が集まった。
アテレコ体験は、アニメの一場面約2分間を扱い、音のない映像に合わせてせりふを割り当てた。参加者は「マイクとの距離は30センチくらい」「声を遠くに飛ばすイメージで」などアドバイスを受けながら、声優気分を味わった。
古山さんは「声優を、『俳優』と捉えて勉強してほしい」とアドバイス。
また、業界の厳しい状況を説明した上で、ぜひ(声優に)挑戦してほしいとエールを送った。
参加した中学生は「楽しかった。業界のこともよくわかった。「普段体験できないことを体験できて勉強になった」と話した。