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井戸水「冷たーい」 総合学習、児童手掘り

完成した手掘りの井戸から水をくむ児童たち=筑西市立大村小
完成した手掘りの井戸から水をくむ児童たち=筑西市立大村小


筑西市海老ケ島の市立大村小学校(深谷治之校長)の校庭内で、児童らが総合的な学習の時間を利用して取り組んだ手掘りの井戸が完成した。夏休み中の登校日の21日、井戸掘りに挑戦した5年生が参加して完成式典が開かれた。手押しポンプで井戸水をくみ上げると、児童からは「きゃー冷たい」と歓声が上がった。

井戸は、設備会社を経営している同校PTAの島田敏会長が発案。深谷校長から学校でつくっている田んぼの水やりに困っているという話を聞き、「子どもたちに井戸掘りを体験してもらえれば」と手掘りの井戸に取り掛かることになった。

7月の総合的な学習の時間に5年生66人が島田会長が手作りした掘削の道具を使い、地下約150センチまで掘り進めた。その後、夏休み期間中に島田会長ら保護者や教員が手伝って約250センチまで掘ると地下水が湧き出たという。井戸水は今後、隣接する田んぼで使うことにしている。

完成式で児童を前に深谷校長は「皆で掘った井戸から水が出て本当にうれしく思う。とてもいい勉強になったのでは。この体験を大切にしてほしい」と呼び掛けた。

島田会長も「約1カ月半かかってようやく掘り終えた。皆で造った井戸なので大切に使ってください」と語り掛けた。児童は井戸の前で記念のテープカットを行い、にこやかに完成を祝った。

参加した5年生の石島誠心さん(10)は「掘るときは泥がとても重くで大変だった。きれいな水が出て、とても冷たかったです」と喜んでいた。

    (大高茂樹)

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