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発見時の情景語る ヒヌマイトトンボ、広瀬さんが涸沼紹介 茨城町

ヒヌマイトトンボの発見時の様子などを話す広瀬誠さん=茨城町小堤
ヒヌマイトトンボの発見時の様子などを話す広瀬誠さん=茨城町小堤


ヒヌマイトトンボを発見した県環境アドバイザー、広瀬誠さん(80)の講演会が21日、茨城町小堤の町総合福祉センター「ゆうゆう館」で開かれた。43年前の発見時の情景や“トンボの王国”涸沼の横顔を語り、ラムサール条約登録への機運を高めた。

講演会は、野鳥の観察会を開いている町自然観察クラブ(富田久子会長)が主催した。

講演で広瀬さんは、ヒヌマイトトンボを発見した1971年は環境庁(当時)が発足し、ラムサール条約が制定された記念すべき年だったと紹介した上で、発見した43年前の7月7日を振り返った。

広瀬さんは「きれいな夕焼けが染める中、湿地帯を歩いて、何となく採取した」。自宅で記録を付ける中で、これまで見つかっていなかったトンボがいるのに気付き、トンボ研究の権威・朝比奈正二郎氏に送った。

英米やインドで同様のトンボがいないことを照会する手続きを経て、朝比奈氏が翌年5月に新種のトンボとして論文を発表、新発見が証明された。

講演を聞いた町自然観察クラブ会員の竹俣栄子さん(63)は「トンボなど昆虫に対する広瀬さんの真摯(しんし)な思いが伝わった」、大西純子さん(70)は「野鳥のほか、昆虫や生物全体に広げて、生息場所を守る活動へつなげたい」と話した。 (武藤秀明)



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