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茨城弁交通安全川柳 大塚君ら最優秀3作品

茨城弁交通安全川柳コンテストで表彰された入賞者ら=水戸市東野町
茨城弁交通安全川柳コンテストで表彰された入賞者ら=水戸市東野町


茨城弁を使った川柳で交通事故防止を呼び掛ける「第9回茨城弁交通安全川柳コンテスト」(県交通安全協会主催)の最優秀賞など3部門の入賞作品が決まり、表彰式が25日、水戸市東野町の同協会で開かれた。高齢歩行者の交通事故防止部門の最優秀賞には、下妻市立騰波ノ江(とばのえ)小5年、大塚誠也君(10)の「『おらここだ』 光るお守り 反射材」が選ばれ、大塚君は「高齢者事故を減らしたいと思い川柳を作った。反射材を必ず着用してほしい」と呼び掛けた。

同コンテストは、茨城弁を取り入れたユニークな川柳で県民の交通安全意識の高揚と交通マナーの向上を図るため、2006年に始まった。

今年は7歳から90歳までの786人(前年比11人減)から3部門に計2125点(同268点増)の応募があった。部門ごとに最優秀賞のほか、優秀賞各2点、佳作各10点が決まった。

飲酒運転の根絶部門は城里町、会社員、松井喜代子さん(63)の「だめだっぺ 飲んで乗る奴 乗せる奴」、子供の交通事故防止部門は阿見町、団体職員、滑川航平さん(22)の「オラの子と 思って守っぺ 地域の子」がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。

松井さんは「飲酒運転の根絶への願いを川柳で広めたい」、滑川さんは「地域の目が子どもの安全のために必要。(作品を)交通安全に少しでも役立てたい」と話した。

入賞作品は、常磐大高の生徒が描くイラスト入りカレンダーやのぼり旗、チラシなどに掲載するなど、事故防止の啓発に活用される。

 (関口沙弥加)



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