全長7メートル「カジキ像」
大洗町の観光資源として注目を集めるカジキをかたどったモニュメントが完成し、除幕式が29日、同町港中央の大洗マリンタワー前芝生広場で開かれた。モニュメントは上顎が鋭く伸びた全長約7メートルの“大物”で、200キロ超のカジキが水しぶきを上げて海面を飛び跳ねる様子が再現されている。
モニュメントは、30、31の両日に同町を拠点に開かれるカジキ釣り大会「茨城ビルフィッシュトーナメントin大洗」を主催する同トーナメントネットワーク(金成和彦会長)が町に寄贈した。
関係者約50人が出席した除幕式で、金成会長は「大洗がカジキの町と世界に発信していきたい」とあいさつ。小谷隆亮町長は「カジキ料理の開発などに取り組み、町おこしを図りたい」と力を込めた。
同トーナメントと同時開催のイベント「大洗・海の感謝祭」が両日、同所の茨城港大洗港区第4埠頭(ふとう)で実施され、カジキの解体ショーやカジキステーキの試食会など多彩な催しが繰り広げられる。 (小野寺晋平)