十五夜「ぼうじ棒」作り体験 筑西

十五夜に子どもたちが近所の家を回る豊作祈願の伝統行事を残そうと、行事で使われるわらの「ぼうじ棒」を製作するイベントがきのう、筑西市島の島集落センター前広場で開かれた。
農道の草刈りなど地域活動に取り組む島地区活動組織(藤田茂光代表)が企画したもので、子どもたち約15人のほか、作り方を知る地域のお年寄りらも参加した=写真。
中には何本も挑戦する子どももいて、市立養蚕小5年、片野力喜(りき)さん(11)は「初めて作ったけれど、楽しかった」。8日の十五夜に子どもたちはぼうじ棒を近所の庭先でたたいて回り、お菓子などをもらうといい「あすが楽しみ」とにこやかな表情だった。