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袴姿で「水戸八景」 水戸三中

水戸市立第三中の女子生徒によって繰り広げられた詩舞「水戸八景」=同市朝日町
水戸市立第三中の女子生徒によって繰り広げられた詩舞「水戸八景」=同市朝日町


水戸市朝日町の市立第三中(鯨岡豊久校長)で6日、体育祭があり、この中で女子生徒による詩舞「水戸八景」が壮大に繰り広げられた。保護者や近隣住民、卒業生から、一糸乱れぬ舞に大きな拍手が送られた。

詩舞は体育祭最後に披露された。舞扇を手にした2、3年生の女子生徒約160人が袴(はかま)姿で登場、詩吟に合わせ、ゆったりとした舞を演じた。昨年までは体操服姿だったが、今年は白い着物にスクールカラーのえんじ色の袴で統一した。

詩舞「水戸八景」は水戸藩9代藩主・徳川斉昭が作った漢詩に合わせた舞で、1974年の茨城国体で、当時同市立第二中教諭だった渡辺房子さん(80)が振り付けを指導。渡辺さんが78年に第三中に赴任して伝えられ、同中の伝統として毎年、体育祭で行われている。

会場で見守った渡辺さんは「きれいにそろって、素晴らしかった」と満足した表情を見せた。 (小田内裕司)

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