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瑞龍遺跡、有力者の土器発掘 常陸太田、13日説明会

竪穴建物が3回建て替えられた後、平安時代に掘立柱建物が建てられたとみられる場所=常陸太田市瑞龍町
竪穴建物が3回建て替えられた後、平安時代に掘立柱建物が建てられたとみられる場所=常陸太田市瑞龍町
県教育財団は11日までに、瑞龍遺跡(常陸太田市瑞龍町)の発掘調査で、古墳時代と平安時代の建物跡を多く確認したほか、平安時代の有力者の土器などの遺物も発掘したことを明らかにした。狭い区域で建物の建て替えを繰り返した跡などが見つかったのが特徴。13日には一般向け現地説明会が開かれる。

今回2回目となる同遺跡調査は、今年4月に開始。遺跡南西部の約4千平方メートルが対象で、平安時代の掘立柱建物14棟などを発掘した。古墳時代前期の竪穴建物跡が確認されており、狭い区域で建て替えを繰り返していたことが分かった。

また、平安時代のものと推測される、墨で「壬」と書かれた直径15センチの食器のほか、有力者の所有した「平瓶(ひらべい)」の破片と思われる遺物も出土した。

2度の調査結果を受け同財団は、瑞龍遺跡周辺では古墳時代前期と平安時代に大規模な集落が営まれており、特に平安時代には集落に権力者が存在していた可能性を指摘。約700メートル北にある瑞龍古墳群との関連も含め、瑞龍地域における歴史を知る有力な手掛かりだとしている。

13日は午前10時から遺構や出土物の展示解説を行う。問い合わせは同財団常陸太田事務所(電)0294(72)6541。(安ケ平絵梨)

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