中学校で「親子能楽講座」 土浦
能に親しんでもらおうと「親子能楽講座」(土浦中央ロータリークラブ主催)がきのう、土浦市立新治中で開かれた。同中の全校生徒と教員らが能楽師の八田達弥さんの指導を受け、舞などの繊細な動きに挑戦した。
八田さんは被災地をはじめ、全国各地で能教室を開いている。昨年は奇跡の一本松(岩手県陸前高田市)を背景に能を奉納した。この日は、天女が三保の松原に舞い降りたという伝説を基にした「羽衣」を題材にして講座が開かれた。
八田さんが舞を披露した後、面・装束、正座、あいさつの仕方のほか、太鼓の叩き方や舞を指導。生徒たちも八田さんの動きに合わせて舞っていた。2年の酒井優希さん(13)は「日本の伝統を楽しく学ぶことができて良かった」と話した。