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鉾田・旭南小「笑顔の教室」 元鹿島・名良橋さん、挑戦の心持って

5年生への授業で児童の答えを聞く名良橋晃さん=鉾田市樅山の市立旭南小学校
5年生への授業で児童の答えを聞く名良橋晃さん=鉾田市樅山の市立旭南小学校


サッカーJ1鹿島アントラーズ元選手で日本代表だった名良橋晃さん(42)が21日、鉾田市樅山の市立旭南小学校(江橋惣一校長、児童数141人)を訪れ、5〜6年生に夢を持つことの大切さなどを訴えた。

日本体育協会などスポーツ4団体が東日本大震災の被災地にアスリートを派遣する「スポーツ笑顔の教室」。名良橋さんは午前、午後の2回にわたり、5年生24人と6年生25人に授業を行った。

名良橋さんは体育館で児童と一緒に体を動かすゲームを楽しんだ後、教室に移動。プロ選手になってワールドカップ(W杯)に出場する夢をかなえた経験を紹介し「チームワークと諦めない気持ち、努力することが大事」と語り掛けた。

名良橋さんは千葉市出身。小学2年で競技を始め、高校卒業後、日本サッカーリーグ1部だったフジタ(現・湘南ベルマーレ)に入団。1997年から2006年まで鹿島アントラーズに在籍し、98年には日本代表としてフランスW杯に出場した。08年に引退し、現在はサッカー解説者などを務めている。

体育館でのゲームの後、5年生の中村健甚さん(11)は「チームワークと協力することが大切なんだと学んだ。みんなの意見を聞いてまとめられるリーダー的存在になりたい」と話した。

名良橋さんは「夢や目標はそれぞれ違うがチャレンジする心が大事。これからも頑張ってほしい」と児童にエールを送っていた。(島田真太郎)



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