事件捜査や交通指導取り締まりなどの職務中に亡くなった警察官らの慰霊祭が21日、茨城町上石崎の県警察学校で執り行われた。遺族や県警関係者ら約240人が参列し、大平修県警本部長らが明治時代以来の殉職者58人を追悼するとともに、安全安心な地域社会の実現に向けて誓いを新たにした。

慰霊祭では参列者全員が殉職者に黙とうをささげた。大平本部長は「世のため、人のため積極果敢に職務に従事され治安を維持する警察職員としての誇りと使命感を身を持って県民に示された」と追悼の意を示し、「安全で安心して暮らせる地域社会を確立するため、県警察職員一丸となって職務にまい進し、県民の期待と信頼に応えることを固く誓う」と述べた。

殉職者の名前が一人一人読み上げられ、参列した28遺族や県警幹部らが献花して職務に殉じた故人の在りし日をしのんだ。