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会話通し作品の魅力発見 ワカラナイノススメII

作品のタイトルを予想し合う小学生たち=水戸市千波町の県近代美術館
作品のタイトルを予想し合う小学生たち=水戸市千波町の県近代美術館


水戸市千波町の県近代美術館で1日、企画展「ワカラナイノススメII」が開幕した。同展は同館所蔵作品を中心に41点を展示。より想像力が膨らむよう、タイトルや作者名などの情報は開閉式のボードで隠している。会場内での会話も歓迎しており、コミュニケーションを取りながら鑑賞者自身が作品の魅力を発見するのが目的だ。昨年度の好評を受け、今年も開催した。12月14日まで。

開幕日は、水戸英宏小(田中久美子校長)の生徒40〜50人が各グループに分かれ鑑賞。生徒は「笑ってる口みたい」「木に見える!」などの声を上げ、作品のテーマを自由な感性で考えた。

今年は作品に対しての疑問や感想を紙に書き、鑑賞者同士や作家と意見を交わす「みんなのQ&A」コーナーも新たに設置した。

同館の吉田衣里主任学芸員は「“分かる”と言ってしまえば、作品との関係は発展しない。立ち止まって違和感などを見つけ、いろいろな見方を楽しんでほしい」と話している。 (安ケ平絵梨)



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