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人馬一体、的中に歓声 笠間稲荷神社で流鏑馬

大勢の見物客が見詰める中、馬上から的を狙う射手=笠間市笠間
大勢の見物客が見詰める中、馬上から的を狙う射手=笠間市笠間


笠間稲荷神社の「神事流鏑馬(やぶさめ)」が3日、笠間市笠間の笠間小前市道特設馬場で行われ、武家装束姿の射手が人馬一体の身のこなしで矢を放ち、大勢の見物客を沸かせた。

同神社によると、鶴岡八幡宮、日光東照宮と並ぶ「関東三大流鏑馬」の一つ。農作物の豊凶を命中数で占う儀式として1950年に始まり、今年で65回目。

市道260メートル区間に砂を敷いた特設馬場で、小笠原流弓馬術一門の射手が馬を走らせ、3カ所の的を狙った。午前と午後の計2回で約2万8千人の見物客が訪れ、命中のたびに歓声が上がった。豊凶を占った結果は「作柄は良。秋口は悪い」(同神社)という。

ひたちなか市の自営業、飛田佳治さん(38)は「馬上でバランスを取って的中させ見事だった。日本文化の良さをあらためて感じた」と話した。 (今井俊太郎)



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