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サンマさばき つみれ汁作り ひたちなか・那珂湊三小

那珂湊漁港に水揚げされたサンマをさばき、つみれ汁を作る子どもたち=ひたちなか市西十三奉行
那珂湊漁港に水揚げされたサンマをさばき、つみれ汁を作る子どもたち=ひたちなか市西十三奉行


地元の魚や野菜を使った料理を通して、日本の食文化や地産地消に対する理解を深めてもらう「食育料理教室」が14日、ひたちなか市西十三奉行の市立那珂湊三小(栗原裕一校長)で開かれ、子どもたちが、那珂湊漁港で水揚げされたサンマを3枚におろした「つみれ汁」作りに挑戦した。

料理教室に参加したのは同小6年1組の31人。講師は同市内の「デリカ七つ星」オーナーシェフ、千葉信一さんが務めた。

千葉さんは「ひたちなか市は食に恵まれており、米や野菜、魚、海草だってとれる。地域の食べ物で料理を作れば、新鮮で安いものが手に入る」と地産地消の意義を強調したほか、包丁など調理器具について説明した。

子どもたちはいくつかのグループに分かれ、サンマの3枚おろしに初挑戦。頭を切って内臓を取り出す作業では、ぎこちない手つきで魚に包丁を入れた。つみれは、たたいたサンマ、みそ、みじん切りにしたショウガ、ピーマンなどを混ぜ合わせて作り上げた。ダイコンや長ネギ、同市平磯地区で採れたフノリにしょうゆや料理酒などを加えて数分煮込むと、会場いっぱいに磯の香りが広がった。

つみれ汁は約1時間で完成。自分たちで作ったこともあり、教室のあちこちから「おいしい」との声が上がった。口いっぱいに頬張ったり、別グループが作ったつみれ汁を試食したりする子どもたちが目立った。

将来は料理人になりたいという岸優花さん(12)は「魚をさばくのは初めてだったが、上手にできたと思う。つみれ汁は思った以上においしかった」と笑顔を見せた。 (大平賢二)



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