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ハンドバイク連覇 奥村さん、アジア・パラ大会

天田富司男町長にハンドバイクの構造を説明する奥村直彦さん(右)=阿見町役場
天田富司男町長にハンドバイクの構造を説明する奥村直彦さん(右)=阿見町役場


11月に韓国・仁川で開かれた障害者スポーツのアジア・パラ競技大会で、阿見町の車いす販売業、奥村直彦さん(53)が男子ハンドバイク個人タイムトライアル(運動機能障害H4-5)に出場し、優勝した。同大会の同競技では連覇し、ロードレースでも2位に輝いた。奥村さんは「これからも日本のトップであり続けたい」と次を見据えた。


奥村さんは坂東市出身。24歳で交通事故に遭い、車いす生活を余儀なくされた。2年後、通っていたリハビリ施設で、車いすで駆け抜ける男性の姿に魅せられ、車いすマラソンを始めた。

2006年、車いすからハンドバイクに乗り換えた。正座して前傾姿勢で後輪を回す車いすと違い、前輪に取り付けたハンドルを手で回して動かす。地面から8センチの座面にあおむけになり、最高時速約80キロで疾走する厳しい競技だ。

力をつけ、車いすとハンドバイクで国内外の大会に数多く出場。仁川パラ大会では韓国選手と競い、約150メートルの小差で優勝を果たした。

ハンドバイクの競技人口はヨーロッパでは数千〜数万人いるとされ、主要マラソン大会にはハンドバイク部門がある。しかし日本では競技人口も30人に満たず、健常者と走れる大会はないのが実情という。

奥村さんは今月、阿見町役場を訪れ、天田富司男町長に快挙を報告した。天田町長は「障害者向けの施設が足りないといわれている。パラリンピックも競技人口が増え、日本のメダル数が厳しくなっている。町から1人でも2人でも国体やオリンピックに出したい」と話した。

奥村さんは「障害者スポーツへの理解は進んでいるが、競技人口は増えない。有名な球技や室内スポーツに対し、自転車のイメージは薄い。もっと目を向け、たくさんの若い人に始めてほしい」と期待を込めた。

(鈴木里未)

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