自分宛ての選挙メッセージ、1万1322人分発送
衆院選と県議選が12月14日投開票で行われるのを前に、5年前の中学3年生が自分に宛てて書いた選挙メッセージはがき「5年後のわたしへ」の発送式が28日、水戸市三の丸1丁目の水戸中央郵便局で行われた。当時の中学3年生は本年度有権者(20歳)になる。はがきは2009年度に中学3年生だった1万1322人分で、本人に宛てて発送された。
メッセージは、県選挙管理委員会が若い世代に選挙に関心を持ってもらおうと03年度から続けている。
この日は、当時メッセージを書いた日立市の遠田裕司さん、筑西市の谷貝郁美さんの2人が参加した。県選管が保管していたはがきを2人に手渡し、自分でメッセージを読み上げて感想を述べた。
遠田さんは「自分たちにとっても影響が大きいことなので、選挙には絶対に行くべきだと感じた」、谷貝さんは「大人としての責任をあらためて感じた。ぜひ選挙に行こうと思った」と話した。
県選管の大津晴也委員長は、「20代の投票率は20%台が長く続いている。若い人には選挙にこぞって参加してほしい」と呼び掛けた。