水戸でいばらきドリプラ 男女4人、映像や音楽駆使
10分間で本気で夢を語る「いばらきドリームプラン・プレゼンテーション(ドリプラ)」が29日、水戸市三の丸の駿優教育会館で開かれ、公募で選ばれた男女4人のプレゼンターが約300人の観客を前に、映像や音楽を駆使しながら夢の実現に向けた熱い思いを発表した。
ドリプラは2007年に東京で始まったプロジェクト。自身の夢をアピールして共感してもらい、実現に向けて支援者を募るのが狙い。本県では11年から毎年開かれている。
「お祭りアーティスト」の小出卓哉さんは地元つくば市小田の夏祭り「小田祇園祭」の魅力を紹介し、地域の伝統文化を次世代に継承する重要性を強調。日本の祭り文化を留学生や海外に伝える計画を披露し、「地域の人がさまざまな形で祭りに関わることが、地域を担ぐことにつながる」と訴えた。
「れんこん農家の嫁」の小松崎由美子さん(小美玉市)は、自分だけの日記帳を保管できるカウンターや読書部屋を設けた「ライティングカフェ」を10年後に開店させると発表。携帯電話やパソコンは受け付けに預ける仕組みで「書く・読む・語るを使って自分を見詰められる空間にしたい」と語った。
発表終了後、来場者は配られた用紙にプレゼンターへの応援メッセージや支援できる内容を記入し、プレゼンターと交流を深めた。 (戸島大樹)