日立の保健師グループ チヨダ地域保健賞受賞
日立市介護予防保健師グループ(大森美恵子・同市健康づくり推進課副参事、保健師21人)が、千代田健康開発事業団(東京)の第18回保健活動助成制度「チヨダ地域保健推進賞」を受賞した。地域保健の推進に顕著な成果を上げていると評価を受けたもので、受賞グループはさらに取り組みを充実、発展させていきたいと張り切っている。
授賞式が4日、同市助川町の市保健センターで行われ、同事業団の山本吉明専務理事から大森副参事に賞状などが手渡された。山本専務理事は「保健師は縁の下の力持ち的存在だが、胸を張ってさらに頑張ってほしい」と激励した。
同グループの活動テーマは「わが市の元気高齢者を増やす取組〜ソーシャルキャピタルの醸成・活用による介護予防をめざして〜」。
地域の既存事業や組織を活用し、新たな活動を創り出す人材育成に努めた。大森副参事は「地域と連携し、高齢者が介護予防に取り組める身近な場所をつくっていきたい」と話した。
同事業団は1966年に、国民の保健と福祉に寄与することを目的に設立。同推進賞は地域保健の推進と、東日本大震災の被災者の対応で成果を上げている保健師の活動が対象。
本年度は全国で27件の取り組みが受賞した。
(飯田勉)