佐竹氏の軌跡追う 常陸太田で企画展開幕
戦国大名の佐竹氏の歴史をひもとく企画展「奥七郡から出発 常陸佐竹氏の軌跡」が7日、常陸太田市西二町の市郷土資料館「梅津会館」で開幕した。市教委、茨城新聞社、常陸佐竹研究会主催。
佐竹氏は平安時代末期から約470年間、佐竹郷(現常陸太田市)を居城に、初代昌義から秋田に国替えとなった義宣までの20代にわたり常陸国を支配した。
同展は地域に残る佐竹氏ゆかりの資料を発掘し、理解を深めてもらおうと企画。同会が中心となって、地元に眠る歴史資料の収集に当たった。家臣が使ったとされる鎌倉時代の約90センチの太刀をはじめ、佐竹氏の勢力図、家臣の系図など、「歴史的にも価値が高い」(市文化課)貴重な資料23点を展示している。
また、茨城新聞紙上で昨年1月から全35回にわたって連載した「奥七郡から出発 常陸佐竹氏の軌跡」の記事もパネル展示。取材で撮影した未掲載写真とともに紹介している。
開幕式典で大久保太一市長は「佐竹氏を抜きにして市の歴史と文化は語れない。これを機に佐竹氏への理解がもっと深まれば」とあいさつ。茨城新聞社の小田部卓社長は「貴重な文化を再認識し、将来の地域づくりに役立ててほしい」などと述べた。
会期は2月1日まで。期間中、記念講演会も開かれる。(朝倉洋)
佐竹氏は平安時代末期から約470年間、佐竹郷(現常陸太田市)を居城に、初代昌義から秋田に国替えとなった義宣までの20代にわたり常陸国を支配した。
同展は地域に残る佐竹氏ゆかりの資料を発掘し、理解を深めてもらおうと企画。同会が中心となって、地元に眠る歴史資料の収集に当たった。家臣が使ったとされる鎌倉時代の約90センチの太刀をはじめ、佐竹氏の勢力図、家臣の系図など、「歴史的にも価値が高い」(市文化課)貴重な資料23点を展示している。
また、茨城新聞紙上で昨年1月から全35回にわたって連載した「奥七郡から出発 常陸佐竹氏の軌跡」の記事もパネル展示。取材で撮影した未掲載写真とともに紹介している。
開幕式典で大久保太一市長は「佐竹氏を抜きにして市の歴史と文化は語れない。これを機に佐竹氏への理解がもっと深まれば」とあいさつ。茨城新聞社の小田部卓社長は「貴重な文化を再認識し、将来の地域づくりに役立ててほしい」などと述べた。
会期は2月1日まで。期間中、記念講演会も開かれる。(朝倉洋)