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高齢者の生活支援、住民組織が「ゆいの会」 日立の団地、買い物代行や清掃

パルシステム茨城金沢店の一角に設置されたミニカフェ=日立市金沢町
パルシステム茨城金沢店の一角に設置されたミニカフェ=日立市金沢町


日立市の金沢団地で住民組織「ふれあいの郷・金沢」(鈴木米征代表)が13日、高齢住民向けに買い物代行などの生活支援を行う「ゆいの会」を発足させた。サービス利用者の窓口としてパルシステム茨城金沢店内にミニカフェを設置し、交流スペースとしても活用していく。


同組織は2010年から高齢者のおしゃべりの場となる交流サロンを団地集会所で運営し、約60人の会員が所属。団地の高齢化率は約5割を超えており、身の回りの支援をしてほしいという住民の声に応え、組織内に「ゆいの会」を設けた。

支援内容は利用者宅での草取りや清掃、電球の取り換えのほか、買い物代行、病院の付き添いなど。活動する会員を募集し、平日700円、土日祝日1000円で請け負う。

また、利用申請や相談を気軽にしてもらおうと、集会所に隣接するパルシステム茨城金沢店内のスペースを借りてミニカフェを設置。火曜と土曜の午前10時〜午後1時まで会員が常駐する。

発足式には住民のほか、パルシステム茨城、市社会福祉協議会や金沢学区コミュニティ推進会などが出席。鈴木代表は「5年後、10年後の団地を見据えて、パルシステムや会員の皆さんと相談しながら継続できるよう活動していきたい」と意気込みを語った。(市毛雅奈子)



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