純金で作った千両箱が15日、宝飾品販売のラフィーネ平田水戸店(水戸市けやき台)に展示された。現物資産として、消費者に純金への興味を持ってもらうのが狙いという。非売品で展示は18日まで。

純金千両箱(幅32センチ、奥行き19センチ、高さ11センチ、重さ36キロ)は、取っ手や装飾の釘なども全て純金製。3億円相当。非鉄貴金属製造を手掛ける田中貴金属工業(東京)が所有し、同店が同日から同社の特約店として、地金の取り扱いを始めたことを記念して展示した。

店内では1キロの純金に触れられるコーナーも設置。同店を運営する平田商会(前橋市)の平田典之社長は「実際に見て、触れていただき、興味を持ってもらえれば」と話した。(前島智仁)