国体マスコット生みの親 母校で講演、後輩激励
2019年開催の茨城国体マスコットキャラクター「いばラッキー」の生みの親であるイラストレーター、ミウラナオコさんが20日、母校の県立日立二高(増子賢司校長)で「主演は、あなた!」と題して講演した。ミウラさんは「人生は夢に向かって動かしていくもの。みんなは気が付かないけど意外と、もう夢を持ってるかもよ」と、後輩たちにエールを送った。
ミウラさんは日立市出身。専門学校やニューヨークへの1年間留学を経て、20代でイラストレーターとして独立した。「子どものころは塗り絵が下手で、(絵に対して)コンプレックスの方が強かった」と話し、生徒たちを驚かせた。
「(今振り返ると)、枠にとらわれるのが好きではなかったんだと思う」と語るミウラさんのイラストの特徴は、透明水彩絵の具に加え雑誌などから切り抜いたコラージュを添えること。いばラッキーの原案でも、スポーツだから力強い足にしようと、足には色紙を貼って完成させたという。
「自分の人生を動かしていくのは自分。夢に気付くために小さいころのことを思い出してみてほしい。飽きずにできたこと、思いがけず褒められたことがあるはず」と、生徒たちに熱く語り掛けた。
(市毛雅奈子)