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貴重な文化財守ろう 那珂 上宮寺で防火訓練

放水も行われた上宮寺での防火訓練=那珂市本米崎
放水も行われた上宮寺での防火訓練=那珂市本米崎


26日の文化財防火デーを前に、国指定重要文化財の「紙本着色聖徳太子絵伝」などの貴重な史料を保有する那珂市本米崎の上宮寺(鷲元明俊住職)で22日、文化財防火訓練が行われた。

地域一体で文化財を守っていく意識を高めるため、市消防本部と地元の消防団、檀家(だんか)らが参加した。訓練は本堂からの出火を想定、119番通報する一方、寺関係者が文化財を想定した段ボールを外へ運び出し、初期消火に当たった。駆け付けた消防車による放水も行われた。

同本部の豊島克美消防長は「檀家と消防団、消防署が一体となって先人が残した大切な財産を守っていきたい」と講評し、鷲元住職は「いざというときにきちんと行動できるよう、普段から訓練に取り組みたい」と気を引き締めた。

上宮寺は親鸞の弟子・明法房が1221年に創建。親鸞自筆の名号などが伝わっている。



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