食の安心・安全推進 水戸で県食品衛生大会
県食品衛生大会(県食品衛生協会主催)が23日、水戸市内のホテルで開かれ、会員ら約400人が参加、飲食店が行う衛生管理対策を消費者に周知する「食の安心・安全・五つ星事業」の推進などを確認し合った。
五つ星事業は、飲食店や食料品店が食中毒防止に関わる5項目を実践していることを示す専用プレートを店頭に掲示し、客に安心して利用してもらう試み。同協会は事業に参加する「五つ星店」の普及を目指している。
大会で、同協会の萩谷寛会長は、東京電力福島第1原発事故の影響や、食品への異物混入騒動などを踏まえ「県民の信頼に応えられるよう安全安心な食品を提供し、県民の食を守るのが使命。食の信頼回復と食品業界の発展に向け努力していく」とあいさつした。
来賓の橋本昌知事は「食の安全安心には現場での取り組みが何より大切。なお一層のご尽力をお願いしたい」と述べた。
このほか、食品衛生功労者や優良施設などが表彰され、食品衛生指導員による体験発表が行われた。
(戸島大樹)