つくばコレクション 豚肉や清酒、9品認証
つくば市の優れた物産品を認証する本年度「つくばコレクション」が、決まった。選ばれたのは、筑波ハム(下平塚)のアイスバイン用高級豚肉など新規認証4品と、更新認証5品を合わせて計9品。これにより、つくばコレクションの総数は計22品となった。認証式が27日、つくば市役所で開かれ、市原健一市長から各事業者に認証書が手渡された。
他の新規認証は、山田養蜂場(高須賀)のはちみつ▽コート・ダジュール(東新井)の抹茶菓子▽つくばヤーコン(吉沼)の米粉シフォンケーキ-。更新認証は、御菓子処いとう(並木)のみかん風味和菓子▽沼屋本店(谷田部)のポン酢▽稲葉酒造場(沼田)の清酒と梅酒▽飯田農園(天宝喜)の無添加手作りみそ-が選ばれた。
つくばコレクションは2011年度から始まった物産品の認証制度。認証期間は3年間。本年度は新規として6品、認証期間が満了を迎える5品から応募があった。
選考作業は、料理教室の主宰者や食品会社の工場長などでつくる選定委員会が行った。15日に会議が開かれ、品質や価格、オリジナリティー、信頼性といった点で多角的に評価した。
認証式では、各事業者が集まり、市から認証書のほか、商品に貼る認証シールとのぼり旗も受け取った。
審査委員長を務めた西武筑波店の乙田隆信店長は「応募のあった商品はレベルが高く、各事業者の熱い思いが感じられた」と講評。「さらに味を追求していただくことで、つくばコレクションのさらなる定着が図られる」と今後の活躍に期待した。
更新認証された稲葉酒造場の稲葉芳貴さんは「3年前に認証を受けて以降、売り上げが数倍に伸び、輸出できるようにもなった。これからもさらに良い物を作っていきたい」と決意を述べた。(今橋憲正)