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愛読書の魅力紹介 茨城大で書評ゲーム

好きな本の魅力を語り、一番読みたい本を聴衆の投票で決めたビブリオバトル=水戸市文京
好きな本の魅力を語り、一番読みたい本を聴衆の投票で決めたビブリオバトル=水戸市文京


自分の好きな本の魅力を紹介し、最後にどの本が一番読みたいかを聴衆の投票で決める書評ゲーム「ビブリオバトル」が31日、水戸市文京2丁目の茨城大図書館で開かれ、約25人の愛書家が参加した。近代文学の古典から現代のエンターテインメント作品まで、参加者はその魅力を思う存分語り合った。

ビブリオバトルは好きな本の魅力を5分間で語り、2分間の質疑を経て聴衆の投票で「チャンプ本」を決める書評ゲーム。地域に開かれた施設を目指す同館の「土曜アカデミー」の一こまとして行われた。第1ゲームが大学生4人、第2ゲームは社会人、大学生と飛び入り参加した高校生の3人で争われた。

ミヒャエル・エンデの「モモ」で第1ゲームを制した同大人文学部3年の高橋悠菜さんは、大人になり再読し発見した魅力を紹介。高橋さんは「発表が下手だったので伝わらないと思っていたが、興味を持ってもらえて良かった。手に取って読んで」と呼び掛けた。

司会も務めた同学部4年の飯塚大空(ひろたか)さんは「人との好みの違いを知れる場。本を通しその人を知ることもできる」と、ビブリオバトルの魅力を語っていた。 (根本樹郎)



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