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涸沼浄化、決意新た 鉾田市・茨城町、小学生が活動報告

涸沼浄化を目指した活動を報告する児童=茨城町小堤
涸沼浄化を目指した活動を報告する児童=茨城町小堤


茨城町と鉾田市の10小学校の代表が涸沼や周辺河川の環境浄化に取り組んだ活動を発表する「小学生涸沼・川フォーラム」が12日、同町小堤の町図書館で開かれた。ごみのクリーン作戦や水質調査、生物の観察の様子が報告され、6月にも予定される涸沼のラムサール条約登録を見据え、小学生が環境浄化の決意を新たにした。

同フォーラムは、涸沼の水質浄化に向け小学校間で情報交換するため、1985年に発足した「涸沼浄化推進小学校連絡会議」が主催し、今年で33回目。

各校代表はEM菌を使った水質浄化例や、通学路のごみを一掃したクリーン作戦、涸沼川の源流体験などを報告した。本年度で閉校し新設校に統合される駒場小など同町内の4校は「統合した後も、地域を流れる川の自然を守りたい」「自分たちでできることを続けたい」と抱負を語った。

講評で町教委の鈴木由美教育長は「涸沼浄化の取り組みをさらに広げてほしい。ラムサール条約に登録されれば『世界の涸沼』になる。責任は重く、鳥も魚もみんなも幸せになるよう頑張ってほしい」と呼び掛けた。

司会を担当した町立川根小4年の海老沢早希さん(10)は「いい発表ができた。涸沼がずっときれいでいてほしい」と感想を話した。

発表に先立ち、町職員によるラムサール条約の概要解説も行われた。 (武藤秀明)



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