2015年2月15日(日)

市民団体みそ造り 筑西、休耕地で大豆栽培

尊徳の教えに共感

みそ造りのため、収穫した大豆を煮る市民団体メンバー=筑西市中館
みそ造りのため、収穫した大豆を煮る市民団体メンバー=筑西市中館

江戸時代後期の農政家、二宮尊徳(1787〜1856)の教えを地域活性化に生かそうと活動する筑西市の市民団体が14日、休耕地で栽培収穫した大豆を使ったみその仕込みを始めた。同市や桜川市は尊徳が活動したゆかりの地。毎年10月に開く枝豆狩りのイベント「尊徳豆まつり」でみそを販売する予定で、団体のメンバーは「おいしいと毎年人気を集めている。今年も丹精込めてみそを造りたい」と意気込む。多様な大豆加工品のブランド化も目指す考え。

団体は「報徳壹圓(いちえん)塾」(大和田信雄塾長)。1995年に結成され、現在のメンバーは32人。尊徳が現在の桜川市や筑西市など各地で荒廃した農村の復興や藩政立て直しに尽力したことから、団体は尊徳の教えに共感し、さまざまな取り組みを始めた。

ボランティアで尊徳の紙芝居を筑西市内の小学校で披露したり、ボランティアガイドとしてゆかりの史跡の案内をしたりしている。市内で目立つ休耕地を利用できないかと2000年から始めたのが大豆栽培。尊徳が畑を耕し、食糧の増産を勧めたことにならった。

小規模に始めた栽培面積も現在は1ヘクタール近くまでに広げた。03年からは尊徳豆まつりをスタート。約80センチのひもを販売し、縛れるだけ枝豆を収穫できる人気のイベントで毎年来場者が急増。昨年は午前中から大勢の市民が詰め掛け、収穫作業に汗を流した。手作りみそは会場で販売する。

みそ造りはメンバーの自宅で行われ、大豆25キロを大鍋で煮る作業から始め、同じ量のこうじと塩10キロを混ぜてたるに漬け込んだ。その後、かき混ぜて10月まで寝かす。

大和田塾長は「休耕地をいかに利用するかは尊徳の教えにもつながる。いずれはみそだけでなく、さまざまな大豆加工品を作り、地域のブランド化を目指したい」と話していた。 (大高茂樹)



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