「虹部」がグランプリ 恋瀬姫ダンスコンテスト

石岡商工会議所のキャラクター「いしおか恋瀬姫」を題材にしたダンスコンテストで、石岡市の「スポーツプラザ山新キッズダンス虹部」がグランプリに輝いた。オリジナル曲「いしおか恋瀬姫サンバ」に合わせて自由に踊ってもらう企画で、参加者からはユニークな振り付けが飛び出した。主催者は「若者の活気づくりの契機になれば」とダンスの普及や盛り上がりに期待を込めている。
コンテストは、同市をモデル地域にまちづくりや商店街支援の調査・研究を行っている県中小企業診断士協会(事務局・同市、川又昭宏会長)が主催。来月3日まで同市中心市街地で開催中の「第9回いしおか雛(ひな)巡り」の一環として開かれた。
ダンスの募集は、動画サイトに投稿するか、DVDなどを事務局に送る方法で行われた。
さまざまな作品が集まる中、審査でグランプリを獲得した「虹部」は、市内のスポーツクラブでダンスを学ぶ幼稚園児から小学6年生までの9人組。
コンテストの表彰式が22日、石岡市国府1丁目のホテルグランマリアージュで行われ、「虹部」のメンバーはそろいのピンクの衣装で軽快にダンスを披露した。
リーダーの井村梨々花(りりか)さん=市立東小6年=はグランプリ受賞について、「みんなで練習を頑張ったのでうれしい」と感想。指導したインストラクターの高野亨子さんは「メンバーは体いっぱいに表現できていた」と喜んだ。
川又会長はコンテストについて「小さなコミュニティーの広がりが、まちづくりにつながれば」と期待した。 (高畠和弘)