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「取れたておいしい」 鉾田の小学生 いちご摘み体験学習

摘んだ完熟イチゴを見せ合って喜ぶ鉾田小の4年生児童=鉾田市紅葉
摘んだ完熟イチゴを見せ合って喜ぶ鉾田小の4年生児童=鉾田市紅葉


鉾田市の小学生食育推進事業「いちご摘み体験学習」が5日、同市内の農家で始まり、児童たちが真っ赤に熟した地元のイチゴの味を楽しんだ。収穫を体験することで市の基幹産業、農業への理解を深めてもらうのが狙い。JAほこた、市教委などの共催で7年目。

今年は11日までのうちの5日間、15校の3・4年生計315人が参加する予定。体験後に感想や思い出を一枚の画用紙にまとめてもらい、同JA直売所と市役所に展示する。

初日の5日は鉾田小と巴第一小、徳宿小の児童約100人が参加。同JAの営農指導員から栽培方法などについて説明を受けた後、同市紅葉の井川淳市さん(61)方ビニールハウスに移動した。

ハウスに入った鉾田小の4年生53人は「良いにおいがする」などと歓声を上げ、赤く熟したイチゴを選んで口いっぱいに頬張っていた。石田凜さん(10)と佐藤由佳さん(10)、石井麻理乃さん(10)は「取れたてはおいしい」「もっと酸っぱいのかと思ったけど甘い」などと喜んだ。

児童たちは井川さんに「うれしかったことは」「大変なことは何」などと質問。井川さんは「今日はうれしかった。おいしいと言ってもらえるのが一番。イチゴ作りはみんなと同じでいつも勉強です」と笑顔で返した。

市の担当者は「子どもたちに今日の地元の味をいつまでも覚えていてほしい」と話した。 (島田真太郎)



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