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トリアージ手順確認 茨城町、JMATが初研修

トリアージ手順の手本を参加者に示す水戸医療センターのスタッフ(左)と参加者=茨城町長岡
トリアージ手順の手本を参加者に示す水戸医療センターのスタッフ(左)と参加者=茨城町長岡


地震や豪雨などの大規模災害発生時に、被災地に入って救護活動を行う医療救護班(JMAT茨城)の発足後初の研修会が8日、茨城町長岡の県立消防学校で開かれた。県内各郡市医師会などから参加した17チーム計約230人の医師や看護師らが、ドクターヘリによる患者の搬送訓練やトリアージ(傷病者選別)の手順などを学び、いざというときに備えた。

JMATは災害派遣医療チーム(DMAT)到着前の超急性期医療に当たるほか、DMAT撤収後も避難者の慢性病や感染症への対応、誤嚥(ごえん)性肺炎を防ぐ口腔(こうくう)ケア、心のケアなどに取り組む。東日本大震災の際にも他県のチームが本県入りし活動している。

JMAT茨城は、県医師会、県歯科医師会、県薬剤師会、県看護協会の四師会が2014年3月、災害時の医療救護活動で連携して活動するための協定を結び、立ち上げられた。

この日の研修では、ドクターヘリでの搬送方法や救護所や避難所でのトリアージ手順の実演、歯型による身元確認手順の確認、無線機による情報伝達訓練などが行われた。

アイビークリニック(ひたちなか市)の看護師、永井美由紀さんと柴山ひとみさんは「災害時に少しでも役に立てるよう今まで以上に勉強したい」「災害はいつ起きるのか分からないので、4年前を忘れず取り組みたい」と話した。(根本樹郎)



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