上野東京ライン開業 常磐線特急、6割が品川駅直通

水戸駅長と一日駅長の磯山さやかさんの合図で出発する特急ひたち2号=14日午前7時26分、JR水戸駅、菊地克仁撮影
水戸駅長と一日駅長の磯山さやかさんの合図で出発する特急ひたち2号=14日午前7時26分、JR水戸駅、菊地克仁撮影
上野が終点だったJR常磐、宇都宮、高崎の3線が東海道線に直接乗り入れる「上野東京ライン」(東北縦貫線、上野-東京3・8キロ)が14日開業した。常磐線は、「ひたち」「ときわ」に改称した特急が約60%の44本、普通・快速は25%前後の77本の計121本が品川駅直通となり、横浜や関西方面とのアクセスが大幅に向上した。水戸、土浦、取手の各駅では品川直通を祝う式典が開かれ、県や沿線自治体の関係者らが“一番列車”を拍手で見送った。

水戸駅での出発式には橋本昌知事、高橋靖水戸市長、JR関係者らが出席。JR水戸支社の小池邦彦支社長はあいさつで「交流人口を増やし、観光や経済を発展させることが重要な責務。上野東京ラインが利用されるよう努力する」と決意を述べた。橋本知事は1本でも多い東京・品川駅乗り入れを訴え続けた要望活動を振り返り、「いろいろな課題を乗り越え、より便利な常磐線になるようJRにお願いしたい」と、もう一押しした。

一日駅長のタレント、磯山さやかさんと長谷川貢一駅長が、そろって出発の合図。常磐線特急で品川駅に一番最初に乗り入れる同駅午前7時26分発「ひたち2号」をホームから見送った。

土浦駅では、土浦市の中川清市長や内田卓男議長、JR、常磐線東京駅・横浜駅乗り入れ推進協議会など関係者約40人が集まり、同駅始発の午前9時12分発品川行き普通列車を送り出した。中川市長は「長年の夢がかない非常にうれしい。乗降客の増加に努め、直通列車が1本でも多くなるよう協力したい」と話した。

取手駅でも同駅始発の一番列車、午前7時17分発快速の発車に合わせ、JRや取手市の関係者ら約100人が出発式を行った。吉川伸吾駅長は「歴史の一こまを皆さんと分かち合え、うれしい」とあいさつし、藤井信吾市長は「取手のみならず(県全体の)住民にとって朗報。このエポックを機に、活力あるまちづくりをしていきたい」と述べた。(沢利彦、芳賀和生、石川孝明)

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