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春メロン収穫始まる 鉾田

オトメメロンの収穫を行う野原隆さん、すみ江さん夫妻(左から)=鉾田市鹿田
オトメメロンの収穫を行う野原隆さん、すみ江さん夫妻(左から)=鉾田市鹿田


全国有数のメロン産地、鉾田市で2日、春メロンの代表格「オトメメロン」の収穫が始まった。収穫されたメロンは、選果作業を経て箱詰めされた後、水戸中央青果や東京中央青果に初出荷され、県内や首都圏の消費者に届けられる。

40年以上、メロン栽培を手掛ける同市鹿田の野原隆さん(62)方では、同日朝から、妻すみ江さん(61)、長男の聡志さん(36)と家族総出で収穫作業に追われていた。ビニールハウス内で栽培された小玉のメロンをはさみを使って一つ一つ丁寧に枝から切り離し、籠に山積みにしていた。

集荷されたメロンはJA茨城旭村青果物管理センター(同市造谷)で、光センサーによる糖度検査で12度以上のものに限って出荷される。野原さん方から収穫されたメロンの糖度は平均15〜16度程度という。

同JAの酒井亨営農販売課長は「今年は低温が続いた影響で、初出荷分は例年よりも小ぶりだが、十分な甘みが乗った味を堪能できる」と太鼓判を押す。

野原さんは「日本一の産地という自負を持って育ててきたメロンを多くの人に味わってほしい」と話した。 (松崎亘)



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