笠間市笠間の市立笠間小(井坂守校長)で7日、同校に東、佐城、箱田の3小学校が統合して初めての入学式が開かれ、124人の1年生が新生活の一歩を踏み出した。笠間小は市内最大の児童数810人の小学校として門出を迎えた。

1年生はそれぞれ、6年生と手をつないで入場し、保護者や教職員、市長など来賓が見守る中、緊張した表情で式に臨んだ。

井坂校長が「桜の花も満開になり、入学、笠間小の新しいスタートを祝ってくれている。教職員一丸となって取り組んでいく」と式辞を述べ、児童代表の歓迎のあいさつ、全校児童による校歌斉唱なども行われた。

式後、旧箱田小学区から通う1年生の市村柚茉さん(6)は「友達をたくさんつくりたい」と笑顔を見せ、旧笠間小学校区の6年生、前川真弥君(11)は統合後の学校生活について「不安に思う人もいるかもしれないので、積極的に声を掛けて仲良くなっていきたい」と話した。

統合は東、佐城、箱田の3校の児童数減少に伴い実施され、3校の旧学区に住む児童288人はスクールバスで通学する。

　　(今井俊太郎)